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熱意を 活かす。

クリエイティブディレクター

小倉 桂 Kei Ogura

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企画が形になる過程

クリエイティブディレクターという肩書きを聞いて、何をする職業なのかすぐに検討がつく人は少ないだろう。実際、小倉自身も模索している最中だという。
従来はファッションや広告業界で制作チームの指揮や管理を行う役割であったが、最近ではデザインやクリエイティブに関連するビジネスを統括する立場として、広く認識され始めた。あまりに仕事の範囲が広いため、リスペクトではWeb制作領域を切り分け、さらに“Webディレクター”を配置している。つまり、小倉の役割は、リスペクトで制作するWeb以外のクリエイティブ全般のディレクションということになる。だからといって、Webサイトに関してはWebディレクターに一任するかといえばそうではなく、互いに協力して企画や提案を行い、チームをまとめる。ともにプロジェクトを推進する“パートナー”という位置付けが正しいかもしれない。
初めに小倉についた肩書きはプランナーだった。営業と組んでクライアントのヒアリングを行い、課題を解決するためにどのようなプロモーションを行うか企画を立案し、全体を設計する。企画に沿って出来上がってきたプロモーションツールのトーン&マナーのチェックといった、デザイン表現の統一化も小倉の重要な仕事だった。そうしているうちに、自分の企画が形になる過程にかかわりたいと思うようになる。すべてにかかわれる仕事とはなんだろう。行き着いた先がクリエイティブディレクターだった。

「制作にもかかわりたいという気持ちはありました。でも、意志を持ってクリエイティブディレクターになったわけではなく。企画書で想いを伝えきれず、ディレクターや制作チームに口頭で説明しているうちに、なんとなくディレクション業務も行うようになっていったというか。今でもプランニング以外の制作部分はチームに頼りっぱなしです」

リスペクトにおいて、クリエイティブは“クライアントの問題解決の手段”。その問題によって制作物やメディアは形を変え、Webやパンフレットに限定されず、得てして複数になる。問題解決の方法を考え、異なるメディアにまたがるクリエイティブの表現をそろえる。そして、制作過程をマネジメントし、完成したものに責任を持つ。それが小倉の仕事だ。

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意図しなかったハードル

グラフィックツールについてはある程度知識はあるが、Web制作に関する知識はまだ乏しい。何にせよ、制作については勉強中の身だと小倉は語る。
小倉がクリエイティブディレクターとなって参加した初めてのプロジェクトは、企業をPRするもので、そのクリエイティブを総合的にディレクションするものだった。Webサイトをはじめ、ポスターやパンフレットなど、プロモーションツール全般の制作を行う。営業やWebディレクターと協働し、ツールのコンセプトやキービジュアル、カラーなどを決定した。Webサイトの制作にかかわるのは初めてで、その表現の広さに期待で胸が膨らんだ。

「制作チームを組んで、計画を発表するミーティングを開きました。Webでの実現可否がわからなかったので、そのときに話したのは『こういうのにしたい』っていう私のただの願望でしたね。キービジュアルがWeb上でちょっと特殊な動きをするものだったので」

小倉が考えるWebの表現についてスライドで説明すると、制作チームの顔には困惑の表情が見て取れた。小倉が提案した表現は“今の技術でできるかどうかギリギリ”というところだった。Webディレクターにも相談はしていたが、曖昧なイメージのみを伝えたために、理解されていなかったらしい。まずいことをしたと思った。
ミーティングは白熱した。さまざまな声が挙がったが、概ね“できない”ということで見解が固まりつつあった。あきらめて別の表現を考えよう、自分が無知なせいで無駄な時間を取らせてしまって申し訳ない。小倉がそう考えたときだった。
「でも、これ動かなかったらつまんなくない?」。Webディレクターの一言だったが、小倉はクリエイターの魂に火が着いた瞬間を見たと思った。そこから飛び交った専門用語は半分以上が理解できなかったが、ミーティングの流れが変わったのはわかった。
出来上がったサイトは小倉の想像以上だった。キービジュアルは小倉のイメージ通りに動き、操作性もいい。細部までこだわりつくされている。クライアントからの評価も上々だ。
完成までにはチームの壁を越えて、たくさんの人からアドバイスをもらった。そして、クリエイターの力を目の当たりにする瞬間がたくさんあった。サイトリリース後に、小倉は制作チームに謝罪した。自分のせいで無理な期間で新しい技術を習得しなければなかった、無理難題を押し付けてしまった。結果がよくても罪悪感があった。しかし、返ってきた言葉は意外なもの。「いろんな挑戦ができて楽しかったよ」。この技術を、この熱意を最大に活かせる力がほしい。小倉は心の底からそう思った。小倉の勉強の日々が始まった。

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個人がチームになる瞬間

小倉がクリエイティブディレクターとしての醍醐味を感じるのは、自分一人では成し得ないことを、チームの力で実現できるとき。一人ひとりの力を掛け合わせて、より良いものができていく過程を目の前で見ることができる。
クリエイティブディレクターとなって小倉がまずしたことは、所属するクリエイターの作品をチェックすることだった。制作はチームビルディングの段階でほとんどが決まるといっても大げさではない。小倉がクライアントからヒアリングした内容から描いた世界を実現するために、最適なメンバーをアサインする必要がある。
人に向き不向きがあるのは当たり前。苦手を克服することを必死に考えて全員がフラットになるよりも、全員のスキルがばらばらでも得意なところを特出させていけばいい。小倉はそう考える。チームだからこそ、苦手な部分はそれを得意としている人がカバーしてくれる。

「自分自身がほぼ未経験でディレクションを始めて、足りない部分はチームでカバーする体制があったからやってこれました。なんでも完璧にしようと思っていた時期もあるんですけど、それぞれが得意なことを活かすから高いクオリティにつながる。『事前設計が得意なディレクターということでいいのかも』と思うようになりました」

プロジェクトを設計したら、実現するために自分にないスキルを持ったクリエイターをアサインし、プロジェクトに込めた想いを発信する。それぞれの役割を理解してもらい、アイディアのブレインストーミングの段階から協力してもらう。小倉は「自分が至らないからこそ、チームの全員が『自分がしっかりしなきゃ』と思ってくれるのかも(笑)」と語る。
制作物が完成したときの達成感は何物にも変え難いが、小倉はそれと同じくらいにプロジェクトのキックオフのミーティングが好きだという。メンバー一人ひとりのアイディアやスキルがチームの力になっていく瞬間。このチームでどんなものが出来上がるだろう。
始まる前の期待感、終わった後の達成感。この2つが、多忙で重い責任を負う小倉のモチベーションとなっている。

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Message

チームのメンバーが増えれば増えるほど、統一を図ることはとても大変です。自分の意図したことを伝えるのに、日々自分の語彙や知識のなさを痛感させられます。
でも、リスペクトには自分の企画やアイディアを形にしてくれる仲間がいる。私が行き詰っても、可能性を提示してくれる。みんななら実現してくれると信じられる仲間がいます。
一人ではなく、チームで価値あるものを生み出そうという環境があるから、ここでの仕事が楽しい。一緒に最高のチームをつくっていきましょう。

Profile

小倉 桂 Kei Ogura
座右の銘
「初心忘るべからず」
理由:未熟な自分を忘れず、謙虚で真剣な気持ちを忘れず。いつになっても完璧だと過信しないことが大切だと思うから。
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