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想いを 見せる。

デザイナー

針生 芙美 Fumi Haryu

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誰かの伝えたいこと

ファッション、グラフィック、建築、工業など、さまざまなフィールドに“デザイナー”という職種が存在する。仕事内容はそれぞれ異なるが、そのすべてに共通するものがある。針生はそれを、「誰かの伝えたい想いを最大限に表現すること」だと思う。
美しさや目新しさ、格好良さ、楽しさ。それらは人々がものの良し悪しに判断を下す基準となる。しかし、それだけではリスペクトのデザイナーとして不十分だ。伝えたい情報が届けたい相手に正確に届けられること。そして、それに感動が伴うこと。“誰かの”という制限のなかで、最大級のパフォーマンスを発揮する。それがリスペクトのデザイナーに求められることで、針生の使命でもある。
デザインは自己表現ではなく、方法はひとつではないし、正解もない。どんなターゲットに何をどのような方法で見せるか。そこからどういった効果を生み出したいか。すべての装飾や配置、配色に意味がある。感性が鋭いことはデザイナーの条件のひとつだが、本物のデザインは感覚だけにとらわれるものではなく、とても戦略的だ。
視覚に訴えるインパクトがあるだけでなく、見る人、使う人を目的に導くまでの動線が計算されている。効果を生み出すだけの根拠がある。そのために、伝えたい人の情報を正しく引き出す、それをどのように表現するかを考える。そのプロセスは、実際にデザインする作業よりもずっと長い。

「発信する人や伝えたいこと、届けるターゲットによって、導き出すデザインはいつも違う。だから、“デザインとはこういうもの”という固定概念を持たないことと、伝えたい人の背景や情報を正確に読み取る力がすごく大切だと思います。センスはもちろん大事だけど、センスが求められる作業の前に必要なことがたくさんあるんです」

クリエイターとして使ってみたい技術や表現は無数にある。しかし自分の想いを表現するだけなら、それはアーティストだ。クライアントの、ユーザーの、仲間の、たくさんのさまざまな想いを汲み取って、最適なひとつのビジュアルとして表す。それができるのはアーティストではなく、デザイナーだと針生は思う。

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アイディアをひとつの形に

何かが“形”になる瞬間を見るのはワクワクする。
小さな頃から、針生のなりたいものはずっとデザイナーだった。針生の保育園の卒園アルバムには「デザイナーになりたい」と書いてある。絵を描くのが好きだったから、それをずっと続けていきたいと願っていた。持っていたのは漠然としたイメージだったが、画家でもイラストレーターでもなかった。
成長するにつれ、自分より絵が上手な人がたくさんいることがわかってくる。その頃には自分自身が絵を描くことよりも、絵を使って“何かをつくり出す”ということに興味が移っていた。文集や学級新聞をつくるときには必ず係に立候補した。たくさんの人の絵や文章を、自分がまとめて一つの形として見せる。その作業が楽しく、出来上がったものをほめられると誇らしい気持ちになった。漠然とした想いは明確な“夢”となった。

「何かを制作するときはたくさんの情報が錯綜します。クライアントの目的、課題、新しいアイディア。これらをまとめてひとつの“ビジュアル”にする、情報整理もデザイナーの役割です。自分のデザインで全体のコンセプトが確定することも多く、責任を感じます」

デザインとは絵を描くこと。そう思われることは多いし、実際に絵を描くこともデザインの要素だ。ただ、それは表現手段のひとつであり、それ以上ではない。
クライアントの目的や課題といった前提条件がある。その解決のために、営業やディレクター、ライターやエンジニア、たくさんの人間が集まり、それぞれの視点からさまざまなアイディアを出す。そして、試行錯誤するうちにひとつの形が見えてくる。情報は数値や言葉だけで示されていると理解するまでに時間がかかるが、“絵”として提示されると直感的な判断ができるようになる。
デザインとは、単なる制作工程の一作業ではない。複雑な情報や条件を整理し、一元化して見せることはチームとして制作するなかでの重要なプロセスであり、デザイナーである針生の重要な仕事だ。
デザインはいつでも他者の満足のためにある、と針生は思う。他者とはクライアントやユーザーだけを指すのではなく、ともに働く仲間のことでもある。自分が今までにない確信的なデザインができたときはうれしい。しかし、仲間のアイディアを組み合わせて何か新しいことができたときは、さらに喜びを感じる。
リスペクトでは、誰もが“まだ世の中にないもの”をつくろうとしている。誰もがそのために全力で取り組んでいる。その想いを自分が形として見せられることを、誇らしく思う。

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頼るという信頼の表し方

リスペクトの新事業で受注した、企業のプロモーションツールの制作のディレクションを担当した。針生にとってデザインを担当しないプロジェクトの参加は初めてだった。
ブランド力があり、クオリティの高いサービスを提供するクライアントだけに、リスペクトの企画やデザイン、結果にも高い質が求められる。制作期間も決して長いとはいえず、自分にできるのか、針生には不安ばかりが募った。
予想通りに企画は何度かやり直しを命じられ、短い制作期間はさらに短くなった。クリエイターに負担はかけられないし、制作に集中してもらいたいと思った。慣れないディレクションは精神的にも体力的にも辛かったが、少し無理をすればできないことはない。そう思って忙しい日々が続いた。そんなときだった。

「後輩に『寂しいです』っていわれて。『信頼できないかもしれないけど、もっと頼ってください』って。もちろん信頼はしてましたけど、そう思わせてしまった。誰にも迷惑はかけられないという気持ちから、抱え込んで逆に迷惑をかけたし心配もさせてしまった」

一人で何でもしようなんて傲慢だった。みんなで何かをつくり上げていくのが好きだと思い、一人でできることは限られていると思いながら、自分の担当する部分は誰にも頼ることをしなかった。デザイナーの仕事は誰かの想いを形として表すこと。“ディレクション”という名前であっても、これはデザイナーの仕事だと思った。自分のやり方に固執していい結果が生まれないということは、誰よりもよく知っている。
プロモーションツールはクライアントから高い評価を得た。仲間がこだわりぬいたデザイン、動き、操作性、すべてを認めてもらえた。安堵したし、うれしかった。
プロジェクトは終了しても、針生にとっての課題はまだ見つかったばかりだ。今後、さらにディレクションの仕事も挑戦していきたい。そのときは頼ることを恐れず、「任せる」という最大級の信頼を仲間に示していこうと決めている。

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Message

プロのデザイナーになるということは、成果と結果に責任を持ち、徹底的に相手の立場や気持ちを考えるということです。自分のアイディアが通らないこともあるでしょう。常に絶対的な正解がないものを追求し、情報にアンテナを張り、技術を習得するために勉強を続けなくてはならない。つらいことも多く、デザインが嫌いになりそうなこともあります。
しかし、挑戦する意思があれば機会は与えられます。挑戦することを止めなければ、大きな達成感と成長の実感が必ず得られるはずです。この世の中にはデザイナーにしかできないことがたくさんあります。一緒に挑戦を続けましょう。

Profile

針生 芙美 Fumi Haryu
座右の銘
「七転び八起き」
理由:たくさん失敗して、でもそこから学び取る姿勢を大切にしたいと思って。
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