1. 社員紹介
  2. Webディレクター

最高を 導く。

Webディレクター

板倉 広和 Hirokazu Itakura

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チームの一員として

Web業界の進歩とともに、サイト制作の規模はどんどん拡大し、制作工程は細分化され専門性が増している。かかわるメンバーが増え、その結果クライアントとの連絡窓口の一本化が求められ、メンバー間の意思疎通を図りスケジュールを管理する立場が必要となった。その立場がWebディレクターだ。
板倉はずっと“ものづくり”が好きだったが、「自分こそが成し遂げてやる」というような気概はなかった。自分を中途半端だと感じつつも、作り手としての選択肢しか知らなかったため、デザイナーとして入社した。先輩の働き方を見ているうちに、自分がやりたかったのはこういうことだと気付いた。そうしてWebディレクターの板倉が誕生した。
一人でものづくりなんてできないし、たぶんつまらない。板倉はそう語る。Web制作というプロジェクトにおいて、板倉の役割はサイトを通してクライアントの問題を解決すること。デザインやコーディングなどといった専門の工程以外はすべて板倉の仕事となる。クライアントへのヒアリングやサイトの企画・設計、実際の構築、サイトリリース後の運用など、その業務は多岐にわたる。専門職に対し指示を出すため、制作全般の知識も必要だ。

「すべての工程のスペシャリストである必要はありません。どんな方法でできるか、誰がその技術を持っているかを把握しているだけでいい。自分ができないことは、仲間の力を頼ればいいんです。みんなで何かをつくり上げる過程すべてにかかわれることが楽しいです」

Webディレクターはその名の通り、監督としての役割が強い。期間や予算、メンバーをマネジメントしながらサイトを完成まで導く。あらゆる場面で適切な判断を下さなくてはならず、その責任は重い。しかし、自分の仕事を「責任は大きいけど全然偉くない」と板倉は笑う。ことあるごとにメンバーと膝を突き合わせてディスカッションし、よりよい方法を探る。上の立場からではなく、フラットなチームの一員として。
チームでつくるからこそ、“ひとり”の限界を超えられる。なにかが出来上がる瞬間は、やはりワクワクする。

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問い直された自信

出版の話があったのは3年前のことだ。まだ“スマホ用サイト”が確立されていない状態で、さまざまなサイトが乱立していた。「スマートフォンサイトのつくり方をまとめた本を出版しないか」という話がリスペクトに持ち込まれたのはそんな時期だった。リスペクトでは既にいくつものスマートフォンサイト制作を経験していて、自分たちなりに築き上げた方法が存在している。それが認められたということでもあり、ディレクションを担当していた板倉は単純にうれしかった。“これからのスタンダードをつくる仕事”に魅力も感じた。すぐにプロジェクトチームを組成した。
書籍は、スマートフォンサイトを制作するうえで考慮すべき、設計やデザインのポイントをまとめたもので、いわば入門書。マニア受けする知識ではなく、実務的に役立つ知識が必要とされている。成長の早いWeb業界で、当面のスタンダードとなるのは何か。それを自分たちが設定する責任の重さを、板倉はプロジェクトが始動してから実感した。

「自信がリセットされたというか。“基準をつくる”という意識が全員にあったから、普段やっていることも『本当にこれでいいのか?』と改めて問い直されました。ただ、このプロジェクトで自分たちがなんとなく目標としていたことがクリアになりましたね」

日々努力して得た知識をオープンにすることに、まったく抵抗がなかったわけではない。
誰もが手軽に情報を発信できる時代になった。情報はどこにでもあふれている。しかし、そのなかで知りたい人が本当に求めていることを、わかりやすく伝える、それは誰にでもできることではない。
自分たちの技術を囲い込んでおくことよりも、“誰でも正しい情報を手に入れられる世界”を実現したいという思いが強かった。
これまでも、単にクライアントの要望に沿ったサイトを制作しているという意識はなかったが“欲している人に、簡単に正しい情報を届けられるように”、今はどんなクライアントのどんなサイトも、必ずこの考えから制作が始まる。

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目指すべき姿

カタリストでありたいし、カタリストでなければならない。それが板倉のWebディレクターとしての目標だ。“カタリスト”とは触媒を意味し、刺激を与え、促進させるもの。海外では制作現場以外でも、仲介したりプロジェクトをマネジメントしたりする立場の職でよく使われているが、日本で耳にするようになったのは最近のことだ。
リスペクトのクライアントの業種は限定されていない。だから、クライアントごとにWebで到達すべき目標や見せ方はまったく異なり、案件ごとに最適な人員をピックアップしてプロジェクトチームを組む。さらに、Webディレクターとして関わるプロジェクトは1つではなく、同時に複数が進行する。そういった状況でも、板倉は“新しいプロジェクトには新しいアイディアを入れる”ことを自分にルールとして課している。
仕事が単にルーティンにならないようにしたいと思った。プロジェクトごとに成長してやろうという野心のようなものもあった。実際には同じ仕事はふたつとなく、そのルールが重荷になることもあるが、自分に対しての意地のようなものだという。新しいアイディアはただやみくもに出すのではなく、今の技術で実現可能なもので、さらにクライアントの要望に応えられるものでなければいけない。一番は、クリエイターにとって新しい挑戦となるものであること。自分で課したこととはいえ、簡単ではない。
「クリエイターから学ぶことは多い」と板倉は言う。板倉は前職で営業を経験している。畑違いの営業の経験は大変なことも多く、それを乗り越えたことで自分の仕事の姿勢が確立したと思った。ただ、リスペクトというクリエイターの集まる会社で、改めて気付かされたことがあったという。

「1ピクセルごとにデザインを調整したり、ほんの1箇所の動きを数パターン用意したり、クリエイターのこだわりには毎回驚かされます。職人気質というか、妥協しない姿勢というか、いい意味でのがんこさは自分も持っていたいと思いますね」

クライアントの要望を叶えるだけなら、ただ要望通りにつくればいい。しかし、クリエイターはそれで満足はしない。プロジェクトという枠組みのあるなかで、高いプロ意識を持ったクリエイターたちそれぞれが、最大限のパフォーマンスを発揮できるように働きかける。つくりたいのはクライアントの予想を超えるサイトであり、そこへ導くのは板倉の仕事だ。
板倉がいることでチームのモチベーションが上がり、それによってチームのクリエイティビティが上がる。主役ではないが主要な存在。それが板倉の目指すWebディレクター像だ。

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Message

Webディレクターは実制作にかかわらないので、もしかすると“ものづくり”と離れたイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、Webディレクターにとってはできたサイト全体が作品だし、プロジェクト自体が作品であるともいえます。自分の思い描いたことが仲間の手でつくり上げられていく過程はすごく楽しいです。責任も大きいし、やるべきこともたくさんある。けどそれに見合っただけの充足感があると思います。
Webディレクターのあり方はひとつではないから、どんなWebディレクターになるかはその人次第です。ぜひ、自分の思うディレクター像を思い描いて、それを目指してほしいと思います。

Profile

板倉 広和 Hirokazu Itakura
座右の銘
「一寸先は光」
理由:造語です(笑)。先のことはわからないとしても前が見えなくても、明るいイメージさえ持てれば走り出せると思います。
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