[ 入社のきっかけ ]
自らの介在価値を
実感するために
私がリスペクトに入社を決めたのは、自分自身と会社の価値観が合致していると思えたためです。リスペクトはクライアントをコンサルティングとクリエイティブの力で支援する企業ですが、クライアントが「自走」できるようにサポートするという特徴があります。アドバイスをして終わり、作って終わりではなく、支援先企業や組織が自立するための仕組みづくりまで行うのです。
私自身、自らの知識・経験に基づいたアドバイスを行い、その結果、相手が成長や喜びを実感できるような仕事に就きたいと思い就職活動をしていました。単にアドバイスをするのではなく、クライアントが自走できるまで支援するリスペクトの事業内容は、自分の介在価値を発揮・実感したいと考えていた私にとってピッタリの環境だと思えたのです。また、「地方創生」を就活テーマにしていたこともあり、仙台に本社を置きながら全国の企業とビジネスを行っているリスペクトのスタンスにも魅力を感じました。
[ 現在の仕事内容 ]
顧客の課題を、
チームで解決する
現在、BeMARKE事業部でマーケティングコンサルタントを担当しています。当事業部のビジネスを簡単にご紹介すると、「BeMARKE」というプラットフォームを通じて行う、「マーケティングに課題を持つ方」と「マーケティング活動を支援する会社」とのマッチングです。メディアでの情報提供やツール導入のサポートなどを行うことで、クライアントのトータルな課題解決を支援しています。
その中での私の役割は、これまで接触しきれていなかった企業のマーケティング担当者との接点を生み出し、メディアを通じて課題解決に貢献する情報提供を行っていくことです。具体的には、メディアで会員を獲得するための戦略設計やウェビナーの運営、サイト改善などを行っています。常に「会員獲得数」のような成果と向き合わねばならない難しさはありますが、自分の企画したコンテンツがユーザーから「役立つ」と評価されたときや、セミナー開催後のアンケートで「満足している」とご回答いただけたとき、そしてそれが成果につながった瞬間は、やはり大きなやりがいを感じますし、モチベーションにもつながります。
初めて共催セミナーを企画・運営したときも「申込数」という成果目標がありましたが、関連テーマに知見のある企業様へ声がけし、各登壇者様との綿密な打ち合わせを行ったことで、ほぼすべての参加者から高評価をいただけました。外部の方と一緒にセミナーを作り上げていく感覚は、他のマーケティング業務ではなかなか得られるものではないと感じています。
大切にしているのは「チームとしてお客様のために何ができるか」を考え、妥協なく企画を作っていくことです。課題の解決策としてより適切なコンテンツとなるよう、常にチームでユーザーの課題について議論しながら企画を行っています。また、現場のリアルな声も大切にしており、ユーザーの本質的な課題を探るために月1回以上は必ずユーザーにインタビューを実施しています。
また、メディアで解決しきれない個別具体的な課題に対するサポートを行うのもマーケティングコンサルタントの役割です。メディアのコンテンツは多くのユーザーを対象としていることから内容の抽象度が高くなることも多いため、企業のマーケティング担当者に対し、個別のアドバイスも行います。個別のサポートを希望される方は業界も企業規模もさまざまなので、幅広い業界の知識と、あらゆるパターンに応じたアドバイスが求められます。
コンサルタントという職種の性質上、本質的な課題が何かを精査しながらアドバイスする必要があるので、何よりも「傾聴する姿勢を持つこと」を心がけています。そのためヒアリングをする際は、市場におけるポジショニングや現状のマーケティング施策の実施状況、社内のマーケティング体制など、さまざまな観点から課題のボトルネックを探るようにしています。豊富な知識と経験がものを言う、多くのインプットを要する役割ではありますが、課題が山積していた担当者様の状況が好転し、成果向上につながったときは自分の介在価値を実感でき、大変うれしく思います。
[ 私の挑戦 ]
成長を求めて参画した
新規事業
現在所属しているBeMARKE事業部に参画したことが、私にとっての最も大きな挑戦です。それまではDX事業部の営業・コンサルタントとして従事していましたが、まだ経験したことのない、今までとは異なる業務にチャレンジしたいと考え、新規事業として立ち上げられたBeMARKE事業部に配属させてもらいました。
具体的に取り組んだのは、BeMARKE事業部において求められるコンサルティングスキルの定義および成長ステップの仕組み化と、DX事業部で培ったコンテンツマーケティングの支援経験をBeMARKE事業部に活かすことでした。前者については可視化・体系化されていなかったスキルの定義を行い、成長までに必要なトレーニングを設計。後者については、コンテンツを企画する立場から関わることで、BeMARKEメディアの強化を図りました。
DX事業部に在籍していた頃はコンサルティングを行う「一人のメンバー」でしたが、BeMARKE事業部では上述の体制構築のほか、Webマーケチームの体制づくりや戦略設計にも関与するなど、自分以外のメンバーを巻き込んだリーダー活動の割合が大きく増えました。目の前にある業務だけでなく、それらを提供する組織体制にまで考えを巡らせる機会を得たおかげで、私個人の視座が以前よりも高まったように思います。
ただ、そうしたリーダー業務には、やはり難しさを感じる部分もありました。プレイヤーとしての自己と、マネジメントを行う自己とのバランスです。最初はどうしても「一人のメンバー」としての感覚が抜けず、実務タスクばかりに気を取られ、体制整備や戦略設計に時間を割けない時期が続きました。もちろんメンバーのことは信頼していましたが、結局は自分で対応してしまっていたのです。その結果、チームの成果が思うように伸びず、マネジメントの必要性と重要性を痛感することになりました。
その気づきを得てから、各メンバーが実務を行う上で必要な作業工程をマニュアル化したり、フィードバック体制をつくることで、マネジメント業務を行うための時間を確保するよう努めました。現在は自分のタスクだけでなくチーム内のタスクも可視化し、業務を振り分けやすい状態にしています。また、施策ごとの成果進捗も見える化し、自分の業務である戦略設計を効率化するとともに、チームのモチベーション向上に役立てています。